痴漢冤罪事件
鉄道・バスなどの公共交通機関の車内で、痴漢被害に遭った女性またはそう主張する女性が、近傍に居合わせた無関係な男性を犯罪者として告発する様な事件をいう。例えば男性が女性の後に二人並んで立っている場合で、一方が女性に対し触れるなどの痴漢行為をし、もう一方の無関係な男性の手を誤って掴み、その男性が疑われるというケースなどが考えられる。また、まれなケースとして実際の痴漢被害がないにもかかわらず[注釈 1]、手近な男性を痴漢犯人として通告し、示談金を要求する、結果として逮捕・勾留・起訴、さらには有罪(冤罪)に至らしめ、懲戒免職処分を受けさせるなど、当該男性とその家族の社会的地位・生活までをも脅かす悪質な事例もある。
被害者女性が、痴漢加害者が誰か正確に認識できず、告訴をためらっていた場合でも『警察が責任を持つ』『後戻りはできない』と[3]警察が被害者に告訴状の提出を強要する場合もある。判決の理由として「原告の(被害体験)供述は臨場感がある」といった判決理由も多い。また、加害者ではない者を告発した者(おおむね女性)は明らかに悪意をもっていたことが立証されない限り(過失を主張する限り)虚偽告訴罪で起訴されることはない。
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上記のように取り締まる側が通報者に過度に協力的な体制は、交通の取り締まりにあたる交通機動隊/鉄道警備隊に共通し、自らの業務意義を間違った形で肯定するための手段に陥りがちな点も見込まれる。(俗に言う「検挙のための検挙」)これらがこういったケースを後押ししている起因の一つとして存在する。
もうひとつは被害者側の女性においても、中高生の自己防衛意識の暴走や成人しても尚その特性をもった女性においては、実際に相手にまったくその気が無くとも被害意識、精神的被害が事実として発生していることも考えられるため、被害者本位の加害者が発生する可能性がある。
痴漢冤罪事件の無罪判決を経てもなお破壊されたままの社会的地位につき、誣告者に対する損害賠償請求民事訴訟を起こしても敗訴する場合も多く、どのように救済すべきか社会問題化している。